店舗内見チェックリストの使い方
内見は、掲載写真では分からない設備の状態、動線、運用ルールを確かめる機会です。この20項目を見ながら「確認済み・要相談・利用不可」を記録し、重要な合意は利用開始前に書面で確認してください。
- 自分のメニューと調理工程を持参する
- 掲載ページで不明な項目に印を付ける
- 許可を得て設備や寸法を撮影・記録する
- 内見後に総費用と営業可能時間を再計算する
内見で確認する20項目一覧
- 利用できる曜日
- 搬入から退店までの利用時間
- 利用料金と支払方法
- 初期費用・保証金・その他費用
- キャンセル・休業・解約条件
- 厨房の広さと作業動線
- コンロ・IH・オーブンなどの熱源
- 冷蔵庫・冷凍庫・製氷機
- シンク・食洗機・作業台・換気
- 調理器具・食器・消耗品
- 客席数と接客・会計動線
- 電源・Wi-Fi・空調・トイレ
- 搬入口・鍵・セキュリティ
- 冷蔵・冷凍・常温の保管
- 仕込みと持ち込みのルール
- 清掃範囲と原状回復
- ゴミの分別・保管・処理費
- 酒類・テイクアウト・看板などの営業条件
- 営業許可・届出・衛生管理
- 事故・破損・緊急時の連絡
1〜5|利用時間・料金・契約
| 番号 | 確認すること | 質問例 |
|---|---|---|
| 1 | 利用できる曜日 | 祝日や店舗都合の休業日はどう扱いますか |
| 2 | 利用できる時間 | 搬入・仕込み・清掃も利用時間に含まれますか |
| 3 | 利用料金 | 料金単位、締日、支払方法を教えてください |
| 4 | 追加費用 | 光熱費、清掃費、備品代、保証金はかかりますか |
| 5 | 変更・終了 | キャンセル、休業、解約、条件変更の期限はいつですか |
売上予測には、表示された利用料だけでなく、光熱費、決済手数料、消耗品、廃棄物処理、交通費なども含めます。利用できない日が発生した場合の振替や返金も確認しましょう。
6〜10|厨房・設備・備品
| 番号 | 確認すること | 現地で見るポイント |
|---|---|---|
| 6 | 厨房と動線 | 複数人で動ける幅、床、段差、照明 |
| 7 | 加熱設備 | 口数、火力、サイズ、使用方法、換気との位置 |
| 8 | 冷蔵・冷凍 | 使える容量、温度、区画、製氷機の扱い |
| 9 | 洗浄・作業設備 | シンク、食洗機、作業台、給湯、排水 |
| 10 | 器具・食器 | 使える数量、保管場所、洗浄、破損時の負担 |
設備は「あるか」だけでなく、正常に動くか、営業中に専有できるか、洗浄方法や故障時の連絡先まで確認します。持ち込み機器がある場合は電源容量、ガス、排熱、置き場所も見てください。
11〜13|客席・店内・入退店
| 番号 | 確認すること | 現地で見るポイント |
|---|---|---|
| 11 | 客席と会計 | 席数、配膳・下げ膳、待機列、レジの位置 |
| 12 | 店内設備 | 空調、トイレ、Wi-Fi、音響、照明の利用範囲 |
| 13 | 搬入と鍵 | 搬入口、階段、駐輪・駐車、鍵、施錠、警備操作 |
図面上の席数があっても、提供方法や荷物置き場によって実際に使える席数は変わります。店頭販売やデリバリー受け渡しを行う場合は、通常のお客さまの動線と重ならないかも確認します。
14〜17|仕込み・保管・清掃・ゴミ
| 番号 | 確認すること | 質問例 |
|---|---|---|
| 14 | 食材・備品の保管 | 冷蔵・冷凍・常温でどの区画をいつまで使えますか |
| 15 | 仕込み・持ち込み | 事前仕込みや営業時間外の仕込み、器具の持ち込みは可能ですか |
| 16 | 清掃・原状回復 | 終了時にどこまで清掃し、どの状態へ戻しますか |
| 17 | ゴミ処理 | 分別、保管、回収日、処理費、廃油の扱いはどうなりますか |
共用保管では、食材や器具を営業者ごとに区分し、名称や日付を表示する運用が必要です。店舗の決まりを聞き、自分の衛生管理手順にも反映してください。
18〜20|営業条件・許可・緊急対応
| 番号 | 確認すること | 質問例 |
|---|---|---|
| 18 | 営業条件 | 酒類、菓子製造、テイクアウト、デリバリー、看板、BGMは可能ですか |
| 19 | 許可・衛生管理 | 現在の許可と、自分が確認すべき保健所・届出を教えてください |
| 20 | 事故・破損 | 設備故障、食中毒疑い、火災、漏水、鍵紛失時は誰へ連絡しますか |
内見後に決めること
- 未確認項目と回答期限を店舗オーナーへ共有する
- 利用料と追加費用から損益を再計算する
- 仕込みから退店までの営業手順を時間内で組み直す
- 許可・届出を管轄窓口へ確認する
- 最終条件、責任範囲、キャンセル条件を書面で確認する
内見当日に即決する必要はありません。希望と合わない項目がある場合は、運用で調整できるか、営業そのものに支障があるかを分けて判断しましょう。
